BLOG

ブログ

  • スタッフから
  • 2016.07.21

縁の下の力持ちより その1

医療ソーシャルワーカー(MSW) 原 朱里 (はら あかり)

こんにちは。

MSWの原 朱里です。

今回は、脳神経内科の掲げる「とめない診療」の裏で、MSWがどんなことを考えながら業務を行っているか、皆様に知っていただけたらと思います。

 

当院では、患者サポートセンターに所属するMSW2名、退院調整看護師1名、事務2名で構成される退院支援係で、患者さんの転院や在宅の調整、経済面等の相談支援(退院支援)を行っています。

「終日稼働」の江東豊洲病院ですから、土日も交替で出勤し、お忙しいご家族とも面談できるようにしています。

 

脳血管センターからの依頼は「回復期リハビリテーション病院への転院」についてが多くを占めています。

 

毎週行われる脳血管センターの多職種カンファレンスに参加して、患者さんひとりひとりの治療方針やリハビリの状況を確認、必要なリハビリ、介護ができる移動先を提案し、調整の進捗を報告します。

 

私たちが患者さんの退院支援を進めるためには、患者さんやご家族と面談することからはじまります。

入院の経緯、生活歴、病前の日常生活動作、家族構成、住環境、経済面、患者さん自身やご家族の意向など。

様々な情報を総合して最適な移動先を考え患者さんや家族へご提案し、さらに相談を重ねて今後を決めていきます。

 

そして急性期治療がひと段落した最適なタイミングで移動できるよう、調整していきます。

 

患者さんやご家族からは「家から近い病院が良い」という意見も良く伺います。

それはそうですよね。

ご自宅から近い方が、患者さんやご家族は安心ですし。

 

ご希望通り、患者さんにとって最適な移動先が自宅近くにある場合もあります。

しかし、そうでないこともしばしばです。

今後の長い人生を見据えた時に、なにを優先するか?

移動先を選ぶことは患者さんにとって人生の重要な岐路となります。

 

だからこそ、移動先選びはひとりひとりに合わせて慎重に検討しなければならないと思っています。

距離だけでなく、リハビリの内容やご家族の通いやすさなど、できるだけ多くの情報を提供し、相談を重ねてゆきながら、患者さんやご家族の意思決定を支援しています。

 

その2へつづく