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  • 学会の活動
  • 2020.03.09

第1回経橈骨動脈脳血管内治療研究会

宮内 淑史

循環器内科領域では第一選択となることが多い橈骨動脈アプローチによるカテーテル治療ですが、脳神経領域ではまだ実践されることの少ない手技です。

 

そんな脳神経領域での橈骨動脈アプローチにフォーカスした経橈骨動脈脳血管内治療研究会。
その第1回研究会が、新型コロナウイルスのため様々な学会・研究会が延期あるいは中止となる中、万全の注意を払って2月29日に開催されました。

 

信州大学医学部脳神経外科の小山先生をはじめとして、橈骨動脈アプローチによる様々な血管内治療手技について、それぞれの施設で実践されている手法、シース、ガイディングシステム、止血方法、さらには局所麻酔薬の選択…などなど

 

私が知らなかったものも多く、とても勉強になりました。

 

また、それぞれの演題発表後の質疑応答では、それぞれの手法や研究内容に対する更なる改善点や、今後の研究テーマとなりそうな点が次々と指摘され、演者の先生だけでなく参加者全体にとって収穫の多い濃密な内容だったと思います。

 

橈骨動脈アプローチによる血管内治療は、あまりこれに馴染みがない積極的でない施設では、「別に鼠径アプローチで良いのでは…?」とか「橈骨動脈アプローチやってるの?尖ってるね~」と思われることも多いようです。

しかし、もともと血管内治療は低侵襲な手術を患者さんに提供すべく発展してきた分野であり、鼠径アプローチよりもさらに低侵襲な治療となり得る橈骨動脈アプローチを試みるのはごく自然なことのようにも感じます。

 

今は「尖ってる」と評価されがちであっても、それは言い換えれば、橈骨動脈アプローチによる血管内治療には伸びしろがまだまだ残されている分野であると信じて「このまま尖ったまま突き進んでいこう!」と決意を新たにしたのでした。