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  • スタッフから
  • 2016.06.28

JAN2016 (第35回日本脳神経超音波学会総会)報告

脳神経内科 栗城 綾子

ワークショップを終えて

今回、様々な先生方のお力添えで、ワークショップの1テーマを講演させて頂くという大変光栄な機会に恵まれました。

 

藤代健太郎会長の掲げられた「血流と拍動から脳を知る」というテーマそのものについて議論する、「波形解析 ~血流波形をみる、よむ、つかう~」と題されたワークショップです。

 

はじめに富山大学の長谷川英之先生から、「超音波ドプラ法の基礎」についてお話いただきました。

臨床の現場ではつい理論の部分を忘れがちです。

連続波とパルス波の違いなどを非常にわかりやすくお話し頂き、改めて大変勉強になりました。

 

国立循環器病研究センターの山上 宏先生からは、脳血管内治療に超音波波形診断をどのように生かしているかをお話しいただきました。

頸動脈エコーを利用して急性脳動脈閉塞を画像診断前に予測する診療体制整備

ステント内PSVを用いたCAS後再狭窄予測

どちらも素晴らしい利用法で、我々も取り入れていきたいと思います。

 

琉球大学の崎間洋邦先生からは、左鎖骨下動脈狭窄の狭窄率と椎骨動脈血流波形との相関についてのお話を。

実臨床にも非常に有用な分類であり、我々も使用させて頂いております。

 

獨協医科大学の岡部龍太先生からは、収縮期加速時間を用いた椎骨動脈狭窄診断のお話。

収縮期加速時間には我々も注目しておりますが、診断精度をあげるための様々な工夫も含めて見習ってゆきたい

ところです。

 

そして我々がお話ししたのは、

  • 椎骨動脈の血流波形はどこで測るべきか?
  • 波形解析からどんな異常が読めるか?

についてです。

 

診断法を確立するまでには至りませんでしたが、ワークショップらしく、多くの先生方の経験や先行研究に基づくご意見を伺うことができ、有意義なディスカッションができたと思います。

 

このような場を作っていただいた藤代会長、座長の竹川先生、指導もいただいた神谷先生、会場の先生方、本当にありがとうございました。

 

 

最後に

このような研究は医師だけでできるものではありません。

手間のかかる検査を正確に行ってくれる技師さんの協力があるからこそできるものです。

検査技師さん、いつもありがとうございます。

 

今後も医師技師一体で、診療、研究に取り組んでゆきます。