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  • スタッフから
  • 2016.03.23

国内留学の経験~国循滞在記 1

脳神経内科 栗城 綾子(くりき あやこ)

ファースト・インパクト編

今更ですがわたくし、この歳になって初めて、昨年の9月~12月まで国内留学というものに行かせていただいておりました。

 

脳神経内科の仕事に穴を開けることになり、その間業務を守ってくれた大中先生をはじめとする脳血管センターのメンバー、また「日本のトップを見て来い!」と背中を押してくださりお手配いただいた神谷先生にはどんなに感謝してもしきれません。

 

留学の目的のひとつは、自身が専門と決めた脳神経超音波について、トップレベルの施設で学ぶことでした。

今まで神谷先生に教わったきり独学で通していたため、日本の最高水準がどのようなものなのか、経験する必要があると思ったのです。

 

留学先は、国内最大規模の脳血管センターを誇る、かの国立循環器病研究センターです。

 

そこで経験した衝撃や感動(?)のエピソードを、今後いくつかご紹介していきたいと思います。

御世話になった先生方、失礼があったらご容赦くださいませ。

 

留学して最初の1週間ほど、どのように診療・研究が進められているのかを学ぶ間に、まずはそのアカデミックな環境に圧倒されました。

最高水準の医療を患者さんに提供するのみならず、毎日たくさんの臨床研究が同時進行で行われ、そのデータの積み重ねが、ガイドラインやエビデンスの元となっていきます。

 

我々の所属する昭和大学も臨床・研究・教育を目的とする大学ですから、エビデンスを自分達がつくりあげていくのだという目的意識が大事なことに変わりはないはず。

日々の臨床実務に流されてしまいがちな意識を見直すきっかけになりました。

 

もちろん日々のカンファレンスやイベントだって学問的レベルが違います。

どんな風にかといいますと…。

 

週間予定を大まかに把握した頃、スタッフの先生が声をかけてくださいました。

「栗城先生も抄読会やりますよね。」

抄読会というと、最新のだったり興味のあるものだったりする論文をひとつ選んで、和訳して皆さんに紹介するやつですね。

我々もやっています。

「はい、是非。どんな形式で資料作ればよろしいですか?」

「まあ適当ですよ、新しめの論文から10個ほど…」

「はい!?、新しめの…10個!?」

「さらっと紹介してくれればいいですから」

「は、はあ」

 

まさにカルチャーショックでした。

いつも英語論文1個和訳するのにも七転八倒しているのに、10個とは。

後のほうの順番に回していただいたため何とかクリアしたわけですが、これもまた良い経験でした。

 

豊洲でも見習って、5個くらい読むことにしましょうか…なんて、言いませんよ。