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  • 病気のこと
  • 2016.02.25

新しい治療デバイス

Trevo®XP

レクチャー&ハンズオン受けました!

脳血管センターのみんなで新しいステント型血栓回収デバイス、Trevo®XPのレクチャーとハンズオンを受けました。

来月3月1日から使用できるようになるそうです。

 

実はこのデバイス(道具)には個人的に大変期待しています (・∀・)

 

血栓回収デバイスというのは、血管の閉塞の原因となっている血栓をとってくる血管内治療用の道具です。

我々脳神経血管内治療の領域では2010年から使用可能となり、2014年には現在世界的に広く使用されているステント型の血栓回収デバイスが日本でも使えるようになりました。

 

このステント型血栓回収デバイスのおかげでほぼ確実に血栓を回収できるようになり、これまでの治療ではうまく治療ができずに大きな後遺症が残ってしまうような脳梗塞の患者さんも歩いて帰ってもらえるようになりました。

 

この治療(脳梗塞の急性再開通療法)はわれわれがもっとも力を入れている治療の1つです。

 

しかし、どんな道具にも限界や不得意なことがあります。

これまでのデバイスは、より遠くの細い血管の閉塞、曲がっているところの閉塞には不向きであり、ときに治療が困難、不可能でした。

 

昨日みせて頂いた新しいデバイスが冒頭の写真です。

写真の下側にあるデバイスは3mmまでの血管をターゲットにしたものです。

上側にある4mm用と比べてもかなりの違いがわかりますよね。

これまでのデバイスの中でも一番細いものになります。

 

模擬血管でのハンズオンでは、以前のものより格段に操作性が向上しており、たとえ遠くの細い血管でも十分に機能すると感じました。

これまではなかなか治療が困難であった患者さんをこのデバイスで有効に安全に治療できることを願いつつ、3月1日まで待ちたいと思います。

 

使用しましたら、またご報告します。