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  • 病気のこと
  • 2015.12.17

神経救急

よい神経救急診療とは?

よい救急診療ってなんでしょう?

 

もちろん、診療の正確性は医療として最優先で求められることですね。

さらに救急ですから、可能な限り迅速に対応することも大事です。

 

今年、神経救急に関する本を執筆する機会をいただきました。

 

「Modern Physician 第35巻第4号 神経内科診療のギモン」新興医学出版社

です。

 

良かったらご覧ください。

 

この中でこんなことを書きました。

限られた時間の中で即決断し、実行する。

これが脳卒中をはじめとする神経救急診療で求められる能力であり、醍醐味であると。

 

少々大袈裟かもしれませんね。

 

ただ、救急の限られた時間の中で、これまで脳神経内科、神経内科で学んできた知識、診察技法、読影力をフルに活用して診断し、的確な治療を的確なタイミングで提供する。

これが治療時間に制限のある脳卒中などを診療する神経救急の最大の特徴であると私は思っています。

 

その魅力にとりつかれている、って言ったほうが正確ですかね…

 

しかし、もっと重要なことがあります。

 

はじめに下した自分の判断に固執しないことです。

 

一度決断したあとも、周りの意見を確認することを忘れず、検査結果などと合わせて必要な軌道修正を繰り返す。

時には初めの判断が誤っていたことを潔く認める。

これが正しい診断、治療、そして患者さんのより良い予後に結び付くと思っています。

 

どこの世界でも、間違ったら早めに「ごめんなさい」です。

 

これをいつも自分に、脳神経内科のスタッフに言い聞かせながら、日々神経救急診療にあたっています。

 

そんな気持ちを忘れない脳神経内科であり続けたいと思います。