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  • 2016.11.02

13th International Symposium on Thrombolysis Thrombectomy and Acute Stroke Therapy

Deepな2日間

10月30日から11月1日にかけて神戸で開催されましたTTSTに2日間参加してきました。

 

まだ記憶の新しい、帰りの新幹線のなかでこの記事を書いていますが、今の正直な感想は、

 

(ふわふわ)(もやもや)

 

といったところです。

 

 

比較的コンパクトな会場に、脳卒中業界の国際的スターがごろごろといて、その中に放りこまれたら、

(ふわふわ)

にもなります。

 

また、もちろん国際学会なので英語ですから、英語が得意でない私にとっては

(もやもや)

です。

 

ただ、そんな雰囲気からだけでの感想ではありません。

 

脳梗塞再開通療法の今後について、エビデンスが確立していない対象に対して、

どのように適応判断してゆけばいいのか?

治療方法をどうしてゆけばよいのか?

 

自分の中でまだまだまとまっていないところに、業界最先端の情報がなだれ込んできて、

(ふわふわ、もやもや)

した感じです。

 

MCA(中大脳動脈)遠位塞栓や後方循環に対する治療が有効なことが出てくるのは想定内ですし、我々も必要あれば治療をして、実際に元気になられる患者さんを多く経験しています。

最も衝撃的だったのは、ischemic core(脳梗塞の範囲)が70ml以上という、比較的広範囲でも血管内治療の効果が見込まれるという、Nogueira先生たちの発表でした。

 

混乱です(。´・ω・)?

 

これまでは、例えば、症状の重さ、閉塞範囲、時間経過などから、側副血行、ペナンブラの範囲を想定しつつ、直感も大事にしながら治療適応を決めてきましたが、ischemic coreが大きいものを治療するという考えは正直持ち合わせていませんでした。

 

であれば、適応っていったいなんなのか?

少なくとも我々が行っている、灌流画像なしの適応判断では、ここまで攻めきれないと思います。

 

発症から6時間以内で症状が中等度以上のものは、これまで通り、ただただ急いで治療することは、おそらく正しいんだと思います。

ただ、急ぎ方にも段階があるような気がしてきました。

これまで通りの手順で急ぐので良い症例なのか?

なにかを端折ってでも、さらに急ぐほうがいい症例なのか?

この辺りはまだわかりません。

 

また、時間が結構経っているもの、ischemic coreが比較的大きいもの、軽症のものについては、やはりなんらかの灌流の情報が必要なんだと思います。

 

世界的リーダーの方々の意見を取り入れつつ、私なりの考えをまとめていきたいと思います。