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  • 学会の活動
  • 2016.05.17

Novartis Neuro Forum

その2 Strokeセッション

2日目のStrokeセッションでは、北里大学神経内科の西山和利教授とともに座長を務めました。

 

演者は伊勢赤十字病院の柴田益成先生とErlangen大学のStefan Schwab先生。

それぞれの地域でのtelemedicineなどの遠隔医療やネットワーク構築についてお話し頂きました。

 

柴田先生の施設がある三重県南部は、脳卒中基幹病院に匹敵する病院が柴田先生の施設のみの、いわゆる地方(失礼かもしれませんが、柴田先生自身がruralとおっしゃっていたので)に相当します。

 

柴田先生の施設を中心に独自のネットワークを構築して、通話や動画を用いてトリアージ、アドバイスし、時にはヘリを用いて搬送する取り組みをされておりました。

 

へき地で発生した患者さんの搬送に35分程度しかかからなかった症例をみせて頂きました。

もちろんチャンピオンケースだとは思いますが、東京23区内でも病院選定を含めてそれ以上に時間がかかるケースは少なくないと思います。

 

むしろ東京はワーストですから。

 

柴田先生のご発表から、最後の砦としての強い決意を感じるとともに、我々都心で診療するものは連携やシステム構築に関して、まだまだ本気度が足りないと痛感しました。

 

まずは江東区(実は江東区内だけでも三重県南部より人口が多いです!)でしっかり活動してゆきたいと思います。

 

また、だれが血管内治療をやっていくべきか?という問いに対し、

「熱意を持ってしっかり勉強し取り組んでいるひとなら、何科だって、誰だっていい。」

という、私と全く同じお考えをお持ちでした。

 

そうですよね。

 

すべての脳卒中の患者さんが最良の脳卒中医療を受けられるには、まだまだ脳卒中医や緊急治療を行う脳血管内治療医が足りないと思います。

 

ひとりでも多くの脳卒中、神経救急が診療できる脳神経内科医を、うちから輩出してまいります。

 

Schwab先生の地域のネットワークはまさに夢のような理想的なものでした。

 

わが国と大きく異なる点は、

ネットワーク整備に十分な行政のサポートがあること(もちろん報酬もつきます)

基本的には神経内科医で構築されていること

です。

 

整備しやすい環境だと羨ましくありますが、すねていても仕方ありません。

 

全く環境の異なるわが国は、わが国でできることをせねば、です!

 

はじめの一歩は、院内では内科、外科、コメディカルが、そして地域では病院間が手を繫ぐことですね。

まさに「ONE」です!

 

「必ずやってみせる!」と、またまた熱くなってしまった私でした。

 

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