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  • 入局・研修について
  • 2015.11.05

脳神経内科医の姿と私が感じたこと

東京医科大学6年 野牛 聖那(やぎゅう せいな)

クリニカルクラークシップの医学生から

私は6年生の1か月間、当院の脳神経内科で実習をさせていただきました。
当院での実習を希望した理由は、その医療体制にありました。

 

脳卒中の治療は急性期に迅速な介入をすることと、可及的早急にリハビリテーションをはじめ、慢性的な治療に視点を置いた管理に移行することが重要です。
当院には内科・外科を隔てることなく包括的に脳卒中を専門に治療するという医療体制がありました。この体制に私は興味を持ちました。

 

脳卒中の急性期においては発症から治療開始までのタイムアタックが非常に重要です。脳卒中ホットラインが鳴ると瞬く間に先生方及びスタッフが集合し、検査・処置・治療とスピーディーに行っていく様は、たいへん印象に残っています。

 

治療の速さと質の向上のために先生方は診療の合間を縫ってビデオ撮影をしながらのシミュレーション訓練や、カテーテルによる血管内治療の訓練を積極的に行っています。先生方の脳卒中治療に対する強い熱意を感じ取ることができました。

 

このような外科的な側面がある一方で、入院患者様やご家族と強い信頼関係を築いていらっしゃることがうかがえます。さらに、リハビリテーションスタッフや医療連携、看護師を含めた多職種のカンファレンスの中で綿密な連携を取られている姿、また手術の適応と手術内容について患者様への負担を最小限にする方法を考察されている姿からは、内科の先生方ならではの強みを知ることができました。

 

脳神経内科の先生方は私をとても温かく歓迎してくださいました。今後も先生方の下で学びたいと思うほど楽しくて、また得ることが多い1か月間でした。

 

脳神経内科は全国的に珍しく、新しい分野です。
この未知の分野の必要性を唱え、先駆者として奮闘する先生方の考察力や行動力には、専門とする分野に関わらず自分が医療において何をすべきか考えさせられる重要なヒントが多くありました。大きな学びとともにエネルギーをもいただいたように思います。

 

今後の先生方のご活躍と、脳神経内科分野のさらなる発展を祈念しております。