BLOG

ブログ

  • 学会の活動
  • 2018.08.06

第225回 日本神経学会関東・甲信越地方会

宮内 淑史

去る6月2日、日本神経学会 関東・甲信越地方会で発表してきました。

 

思い返せば、私が医者になって初めて学会発表というものをさせていただいたのが、日本神経学会の関東・甲信越地方会でした。

 

当時研修医1年目だった私は、研修病院の神経内科の部長から発表症例をいただいたのですが、この症例が当時の私にはあまりに難解。

 

参考文献を集め、上級医のアドバイスを受けながら発表スライドを作りつつも、自分の理解が一向に追いつかないまま発表当日を迎えました。

 

そして、どうにかこうにかリハーサル通りに発表を終えて安心したのも束の間。

 

発表終了後の質疑応答で受けた質問に答えることはおろか、そもそも質問の意味が理解できず、オロオロしているのを見かねた共同演者の上級医に助け舟を出していただく、という苦い苦い学会発表デビューとなったのでした。

 

その時、

(色んな科があるけれど、絶対に脳神経内科医になることだけはないだろうな)

と思ったのをいまだに覚えています。

 

そんな私が、その後紆余曲折を経て脳神経内科医となり、そして今回、その苦い思い出の学会発表から約9年ぶり、2回目となるこの地方会で発表することになったわけで、なかなか感慨深いものがあります。

 

今回の演題は、脳卒中・血管内治療に関する症例報告でしたので、自分の得意分野で前回の雪辱を果たすことができました。

 

自分の発表を終え、

(まさか自分が脳神経内科医として、この会場で発表するとは思わなかったな)
(人生何があるか分からないな…)

 

なんて思いながら会場内を歩いていると、一通の✉。

「緊急カテーテル手術します」

 

そんな感慨も吹っ飛ばして、急いで病院へとタクシーを走らせるのでした。