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  • スタッフから
  • 2017.02.22

tPA(アルテプラーゼ)セットの効果はいかに!?

認定IVR看護師 高松 幸子(たかまつ さちこ)

こんにちは。救急外来の高松幸子です。

 

今日は、当院の脳卒中初療の現場について、最近変更したところなども合わせてお話しします。

 

救急隊、そして脳血管センターの医師より脳卒中A患者の搬送連絡を受けると、救急外来の看護師は、普通とは違う、脳卒中特有の受け入れ準備をします。

 

体重測定用のマットをベッドに敷く

簡易血糖、クレアチニン測定の準備

採血、点滴の準備

モニター、心電図、INVOSの立ち上げ。

など

 

準備を整えて救急隊の到着を待っています。

 

すべては病着からMRIへの出床を、スムースに、迅速に進めるため。

 

目標は10分。

 

当初は、最長27分かかったこともありましたが、トレーニングを重ね、改良を繰り返して、今ではトラブルがないかぎり、ほとんどが10分以内出床をクリアできるようになりました。

 

しかし、10分以内に出床させることがゴールではありません。

 

本当に大事なのは、tPAをうつべきか迅速に判断し、必要なひとに一刻も早く投与することです。

 

当初は、投与すると決まったときに、tPAや必要な薬剤を救急外来からMRI検査室までもってきて、投与していました。

 

でも、必要な薬剤や物品を忘れちゃったりで、けっこうばたつくこともありました。

 

そこで、写真のように「卒中セット①、②」というものを作ってみました。

 

①には、tPAを打つ前に必要な降圧薬や胃薬、エダラボン、そのために必要な物品

②には、tPAと投与に必要な物品

 

がすべて入っています。

 

このセットをストライカーの下に入れて、MRIに出床することにしました。

 

これで、だれでも容易に準備ができ、さらに迅速に投与できるようになるのでは、と期待しています。

 

セット導入の効果は、またご報告します。

 

 

管理人神谷より

2017.2.22現在、

今年度のtPA投与件数は 19件

来院から投与までの時間は 40分(中央値)

です。

 

お蔭さまで、MRIファーストとしてはかなり速い投与ができていると思います。

救急外来の看護師さんのたゆまぬ努力に感謝です。